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The Five Dimensions of Curiosity (好奇心の5つの類型)

好奇心について考える時、好奇心があるか?無いか?くらいしか考えていなかったが、好奇心には5つの種類があるという。本論文で解説されている好奇心の5つの種類についてメモしておこう。

ジョージ・メイソン大学 教授
Todd B. Kashdan

www.psychologytoday.com


3歳から11歳までの非常に好奇心の強い子供は、好奇心をほとんど示さない子供と比べて、知能指数の上昇幅が12ポイント高いとう研究結果が出ている。好奇心が強いと忍耐力や根性も育つ。

  • 拡散的好奇心・・・退屈した人がなんでもよいから刺激を求める状態
  • 特殊的好奇心・・・過度の興奮を落ち着かせるために状況を理解しようとする状況

好奇心の5つの類型

  1. 欠落感(deprivation sensitivity)
    「自分には足りない知識があり、その知識を身につければ安心できる」という気づきを意味する。この種の好奇心を抱いた人は、問題を解決しようとして猛然と努力する。

  2. 心躍る探求(joyous exploration)
    世の中の素晴らしい事物に驚嘆し魅了された、心地よい状態。心躍る探求をしている人は、生きる喜びを感じているように見える。

  3. 社会的好奇心(social curiosity)
    話す、聞く、あるいは観察することによって他者の思考や行動を知ろうとする。人間は本質的に社会的な生き物であり、敵味方を最も早く的確に見極める方法は、相手についての情報を集めることである。

  4. ストレス耐性(stress tolerance)
    新しいものや珍しいものへの不安を受け入れ、活かそうとする意思。 この能力に欠ける人は、情報不足に気づき、何かに驚嘆し、他者に関心を寄せるかもしれないが、一歩踏み込んで探求を進めようとはしない。

  5. 高揚感の追求(thrill seeking)
    複雑で変化に富む強烈な体験をするためなら、物理的、社会的、金銭的リスクをいとわない姿勢。高揚感を追い求める傾向のある人にとって、未知の何かに直面する不安は、抑えるどころか、かきたてるべきものである。